重い物。

昨日は琥珀ヱビス一本で転がってしまったのですが、ぼんやりテレビを観ていたらNHKで、

『ETV特集　死刑囚永山則夫　獄中２８年間の対話』
という番組をやっていました。

本当はこういう重い番組はあまり観たくなかったのですが、
思わず引き込まれてしまい、最後まで観ていました。
永山氏に結婚相手が居たこと、逮捕されてから28年間過ごした獄中の中で、
１万２千通あまりの文通を市井の方と交わしていたことを初めて知りました。

19歳で罪を犯し（連続４人を射殺）、
28年間を獄中で過ごし、
48歳で死刑に処された。

この事実を、どう受け止めるか。
もう一度考えられる、良い機会になったと思います。

 

 実際、自分としては『死刑制度』そのものに反対です。
だけど実際、その罪が殺人であった場合、
命を絶たれた被害者と、その遺族はもう、取り返しの付かない深い苦しみを
一生背負い続けていなくてはいけないわけですし。
自分の身に置き換えても、けして想像が付くことではないですが。

ですが、もしそうなったら、やはり
『犯人を処刑して欲しい』と思うかも知れません。
その時に、自分がどう思うかは本当のところ、分かりません。

現在自分は日々の暮らしにいっぱいいっぱいで、
考える余裕もなかったのですが…。
心の片隅には留めておきたい、と思います。