水上のパッサカリア

最近、読書は電車の中でちまちまなので、なかなか進みませんが。
たまには趣向を変えてと、タイトルと作者のペンネームに惹かれたので、内容を見ずに買ってしまいました（笑）

感想は一言で言えば、ラストが美しかったです。
内容はミステリー？ハードボイルド？
そんな感じでした。

文体は男性の一人称なので自分は苦手でしたが、読みやすいと感じる人には良いかと思います。
ある中年男性が愛する人を喪い、自分が彼女をどれほど愛していたか、ストーリーを追う毎に深くこみ上げてくる思い、それと平行して起こる、ある事件。
そして、ラストは本当にその情景が浮かぶようで、美しいエンディングでした。

なんのこっちゃ、と思われたら申し訳ありませんが。
機会があれば、一読することをお勧めします。