日々の戯言など。本や観劇、いろいろな出会いの記録
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ミュージカル『タン・ビエットの唄』観劇して来ました。
大好きな駒田一さんと吉野圭吾さんが出演されるので!お誘いいただき、一も二もなく『行きます!』と返事しちゃいました。
恭穂さまいつも有難うございますー!
TSミュージカルを観るのは『AKURO』以来二作目です。
詳細については恭穂様の『瓔珞の音』ご参照頂ければと思いますが、自分なりの感想は下記に記載します。多分にネタバレになりますので、それでも良いよという方のみお読みください。
大好きな駒田一さんと吉野圭吾さんが出演されるので!お誘いいただき、一も二もなく『行きます!』と返事しちゃいました。
恭穂さまいつも有難うございますー!
TSミュージカルを観るのは『AKURO』以来二作目です。
詳細については恭穂様の『瓔珞の音』ご参照頂ければと思いますが、自分なりの感想は下記に記載します。多分にネタバレになりますので、それでも良いよという方のみお読みください。
開場から開演前までの間、入り口前にアオザイ姿のお嬢さん方が、立っていらっしゃいました。
両手の掌に睡蓮のような形の物を捧げ持っていたのでなんだろうと思いましたが、
お香?のようでとてもエキゾチックな香りがしていました。
世界観を醸し出すような演出に、この時点で既に引き込まれていました。
……アオザイ大好きなんですけど。
腰から脚のラインがめちゃ好みなのですがv
……まあそれは今回置いておくとして。
内容は、
端的にはベトナム戦争によって傷つけられ、苦しみながらもそれでも尚生き抜いた人々と、
戦時中英国に渡っていたが二十年振りに祖国に戻った女性が、生き別れた姉を探す為かつての仲間を訪ねていく間に暴かれた彼らの過去と今なお残る傷を暴き出し、そして真っ正面から自分達の過去に向き合うことで再生しようとする…そんな物語です(誤解があったら申し訳ありません)。
安寿ミラさん演じる主人公のフェイは、戦時中アメリカ軍による大虐殺より姉と二人だけ辛くも生き延び、その証言のための使節団に加わり、一人ヨーロッパに渡ります。
この時姉・ティエンと歌ったのが『別れの唄だけど必ず再会するための決意』の唄である『タン・ビエットの唄』その唄を胸にヨーロッパに渡ったフェイですが、使節団帰国の際に彼女はイギリス夫妻の養子となって結局ベトナムに戻りませんでした。
そのことがかつての仲間達にとっては『裏切り』とされました。
それでも二十年という年月を経て彼女は祖国の地を踏み、かつての仲間から最愛の姉・ティエンの消息を訪ね歩きます。
しかし、既にティエンはもうこの世にいませんでした。
最初出会ったトァンはその事実を告げることなく帰国を促します。
それでも諦めずにフェイはかすかな手掛かりを求め、かつての仲間達を尋ねますが聞かされる事実には希望などなく、絶望のみ。
かつて憧れた仲間達も昔とは全く変貌を遂げており、とうとう姉が銃殺されていたことを知らされ、一度は帰国しようとする。
戦争から逃げ出した自分を悔やみ、絶望する。しかしそんな時にパスポートは盗まれ、それがきっかけで仲間の一人、今はチンピラになってしまったけれど、戦時中は医者を目指していたーそれが吉野さん演じるハイン。
彼はここで、ティエンが敵のスパイを愛し、彼を助ける為に銃殺されたこと、
彼女が遺した娘を守る為脱走兵になり、魂まで売りながら何とか娘を育てていたこと。
しかし結局彼は犯罪から牢に送られ、その娘の行方は判らなくなっていた…。
現在と過去が絶妙に織り交ぜられ、戦争の中でも希望を抱いていた嘗ての仲間達。
しかしティエンを失ってから希望を持てず、或いは自ら命を絶ち、或いは世を捨て、或いはただ生き抜くために…。
もう希望はないと告げる仲間達を前に、漸くフェイは過去と向き合う為、嘗て逃げ出した故郷に戻りました。
もう過去から逃げない、この国で暮らすと。
そして彼女はその地で『希望』と出会う。
全編に渡って貫かれる運命の非情さ、戦火の中で求め続けて来た平和の尊さ。
私たち日本人は知らなかったベトナム戦争の状況と、戦後であっても未だに終わらなかった彼らの苦しみ…。
それでも『タン・ビエット』ーまた会う日を信じ、唄い続けて来た。
その先に漸く希望と出会い、幕が降ります。
ラストシーンは本当に泣かされました。
謝先生の演出は、『AKURO』も感じましたが、弱者への視点で描かれているので、辛くても心に残ります。
今回は特に『タン・ビエットの唄』が素晴らしく、胸に沁みました。
他にも嘗ての仲間達が希望を歌った『勇気そして希望』、戦火に踏みにじられた人々の『傷を背負い続けて』、ティエンが我が子を守る為に歌った『ちいさないのち』、そしてラストの『タン・ビエットの唄』、『これからのベトナムのために』。
これらの曲は特に印象に残りました。
CD出たら嬉しいです。
他にも色々語りたいですがこの辺で~。
両手の掌に睡蓮のような形の物を捧げ持っていたのでなんだろうと思いましたが、
お香?のようでとてもエキゾチックな香りがしていました。
世界観を醸し出すような演出に、この時点で既に引き込まれていました。
……アオザイ大好きなんですけど。
腰から脚のラインがめちゃ好みなのですがv
……まあそれは今回置いておくとして。
内容は、
端的にはベトナム戦争によって傷つけられ、苦しみながらもそれでも尚生き抜いた人々と、
戦時中英国に渡っていたが二十年振りに祖国に戻った女性が、生き別れた姉を探す為かつての仲間を訪ねていく間に暴かれた彼らの過去と今なお残る傷を暴き出し、そして真っ正面から自分達の過去に向き合うことで再生しようとする…そんな物語です(誤解があったら申し訳ありません)。
安寿ミラさん演じる主人公のフェイは、戦時中アメリカ軍による大虐殺より姉と二人だけ辛くも生き延び、その証言のための使節団に加わり、一人ヨーロッパに渡ります。
この時姉・ティエンと歌ったのが『別れの唄だけど必ず再会するための決意』の唄である『タン・ビエットの唄』その唄を胸にヨーロッパに渡ったフェイですが、使節団帰国の際に彼女はイギリス夫妻の養子となって結局ベトナムに戻りませんでした。
そのことがかつての仲間達にとっては『裏切り』とされました。
それでも二十年という年月を経て彼女は祖国の地を踏み、かつての仲間から最愛の姉・ティエンの消息を訪ね歩きます。
しかし、既にティエンはもうこの世にいませんでした。
最初出会ったトァンはその事実を告げることなく帰国を促します。
それでも諦めずにフェイはかすかな手掛かりを求め、かつての仲間達を尋ねますが聞かされる事実には希望などなく、絶望のみ。
かつて憧れた仲間達も昔とは全く変貌を遂げており、とうとう姉が銃殺されていたことを知らされ、一度は帰国しようとする。
戦争から逃げ出した自分を悔やみ、絶望する。しかしそんな時にパスポートは盗まれ、それがきっかけで仲間の一人、今はチンピラになってしまったけれど、戦時中は医者を目指していたーそれが吉野さん演じるハイン。
彼はここで、ティエンが敵のスパイを愛し、彼を助ける為に銃殺されたこと、
彼女が遺した娘を守る為脱走兵になり、魂まで売りながら何とか娘を育てていたこと。
しかし結局彼は犯罪から牢に送られ、その娘の行方は判らなくなっていた…。
現在と過去が絶妙に織り交ぜられ、戦争の中でも希望を抱いていた嘗ての仲間達。
しかしティエンを失ってから希望を持てず、或いは自ら命を絶ち、或いは世を捨て、或いはただ生き抜くために…。
もう希望はないと告げる仲間達を前に、漸くフェイは過去と向き合う為、嘗て逃げ出した故郷に戻りました。
もう過去から逃げない、この国で暮らすと。
そして彼女はその地で『希望』と出会う。
全編に渡って貫かれる運命の非情さ、戦火の中で求め続けて来た平和の尊さ。
私たち日本人は知らなかったベトナム戦争の状況と、戦後であっても未だに終わらなかった彼らの苦しみ…。
それでも『タン・ビエット』ーまた会う日を信じ、唄い続けて来た。
その先に漸く希望と出会い、幕が降ります。
ラストシーンは本当に泣かされました。
謝先生の演出は、『AKURO』も感じましたが、弱者への視点で描かれているので、辛くても心に残ります。
今回は特に『タン・ビエットの唄』が素晴らしく、胸に沁みました。
他にも嘗ての仲間達が希望を歌った『勇気そして希望』、戦火に踏みにじられた人々の『傷を背負い続けて』、ティエンが我が子を守る為に歌った『ちいさないのち』、そしてラストの『タン・ビエットの唄』、『これからのベトナムのために』。
これらの曲は特に印象に残りました。
CD出たら嬉しいです。
他にも色々語りたいですがこの辺で~。
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無題
こんばんは!
ほんと素敵な舞台でしたね。
結局私、もう一回行っちゃいました(笑)。
遅ればせながら、感想アップしたので、お暇なときにどうぞv
めちゃくちゃ長いから覚悟してくださいねー。
夏、「ミス・サイゴン」も是非ご一緒いたしましょう!
12月には「AKURO」再演だそうです。
また吉野さんと駒田さん、出演されるかな?
こちらもご一緒できるといいですねv
ほんと素敵な舞台でしたね。
結局私、もう一回行っちゃいました(笑)。
遅ればせながら、感想アップしたので、お暇なときにどうぞv
めちゃくちゃ長いから覚悟してくださいねー。
夏、「ミス・サイゴン」も是非ご一緒いたしましょう!
12月には「AKURO」再演だそうです。
また吉野さんと駒田さん、出演されるかな?
こちらもご一緒できるといいですねv
こちらも…
恭穂さんとこの感想読んでてほろっときちゃいましたよーう。
今回の吉野さんはひと味違いましたね!
自分も色々語りたいことがあるんですけどうまく言えないです…。
また機会があれば!
「ミスサイゴン」は是非ご一緒に!(多分きっと泣くんでしょう…)
あ、「AKURO」再演情報もありがとうございます!!
最初に観た時とまた違った発見があるのでしょうね。
楽しみにしてます!
今回の吉野さんはひと味違いましたね!
自分も色々語りたいことがあるんですけどうまく言えないです…。
また機会があれば!
「ミスサイゴン」は是非ご一緒に!(多分きっと泣くんでしょう…)
あ、「AKURO」再演情報もありがとうございます!!
最初に観た時とまた違った発見があるのでしょうね。
楽しみにしてます!
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