日々の戯言など。本や観劇、いろいろな出会いの記録
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フジテレビ「千の風になって」ドラマスペシャル
「はだしのゲン」(前編)
観ました。
なんというか……辛かったです。
小学生の頃、図書室にあった漫画を読んだ記憶はあったのですが、おそらく辛かったのでしょうね。
挫折して、結局最後まで読めなかった記憶があります。
「踊る大捜査線」の君塚良一先生の脚本と言うことでしたが、そんな雰囲気を感じさせず、本当に忠実に、描かれているような印象を受けました。
原作を読んでみないと分からないでしょうが、作品の空気を感じました。
以下、ネタバレになります。
「はだしのゲン」(前編)
観ました。
なんというか……辛かったです。
小学生の頃、図書室にあった漫画を読んだ記憶はあったのですが、おそらく辛かったのでしょうね。
挫折して、結局最後まで読めなかった記憶があります。
「踊る大捜査線」の君塚良一先生の脚本と言うことでしたが、そんな雰囲気を感じさせず、本当に忠実に、描かれているような印象を受けました。
原作を読んでみないと分からないでしょうが、作品の空気を感じました。
以下、ネタバレになります。
本当にごく平凡で、とても仲の良い、戦争なんてなかったらきっと楽しい人生が送れたはずの、家族の物語。
その家族を演じる皆さんが本当に素晴らしかったです。
中井貴一さん演じるお父さんはあまりにも素晴らしく、理想的でしたが…それだからか、苦しみ、家族も辛い目に遭ってしまう。
しかし最後まで、信念を貫き通し、家族を守ろうとする。
そして、そんな夫を支え、子供達を守り通そうとした母親役の石田ゆり子さんも素晴らしかったです。
主人公である、小林廉君演じるゲンも、本当に元気で逞しい子で、どんな状況にあってもお父さんに言われたとおり、負けないで前を向いて進んでいく強さ。
お兄ちゃん思いの甘えっ子で、腕白な信次君。
演じる今井悠貴君は本当に愛らしく、だからこそ…最後は本当に涙無しに観られませんでした。
小野明日香ちゃん演じる英子ちゃんも、本当に辛い中を家族に心配かけまいと耐え抜いて、そして弟たちを守ろうとする姿に本当に心打たれました。
そして。
家族の反対を押し切り、志願兵となることを選んだ長男の浩二君。演じる中尾明慶の、抑えているけど彼なりに家族を守るための決意を感じ、やはり胸が熱くなりました。
今回、原爆の悲惨さも辛かったのですが、何より怖かったのが前半でした。
戦争に反対する父のせいで一家は「非国民」とされ、周囲から冷たい仕打ちを受けるのは本当に観ていて辛く、怖かったです。
正しいことを叫ぶ人が「思想犯」として牢に入れられ、出獄できても身体に障害が残ったり、獄中で亡くなったという話を聞いたことがありましたが、まざまざと見せつけられ、衝撃を受けました。
「狂人」が「権力」を持ち、「真っ当な人」が迫害される。善と悪がわからなくなってしまう。
これも地獄だと感じました。
最初の方で、ゲンが「父ちゃん、戦争に行ってくれ!」と叫ぶシーンは本当にそう思います。
そして、浩二が出兵する際、本当は戦争に行って欲しくないのに「万歳」を叫んだ父の姿。
……こうして書いているだけでも泣けてしまうのですが。
そして、最後に。
原爆投下され、一瞬にして街が灼熱地獄と化し、人々がまるで地獄の鬼のような姿になって彷徨う姿。
ゲンの目の前で……死んだ父と弟、姉。
明日の後編はリアルタイムで観られませんが…。
久しぶりに「多くの人に観て貰いたい」ドラマだと思いました。
以下、更に長いです。
若造が(?)まじめぶって延々と語ってみているだけなので(推敲すらしていない)、気力と暇がある人のみ、どうぞ。
これでも「原爆投下は仕方なかった」のか。
本当に、必要だったのか。
戦争を「必要悪」と言う人もいるけれど。
必要悪、なんて存在しない。
人間が人間を殺すのが正義であるなんて決してない。
それは「地獄の論理」であり、人間の住む世界ではない。
戦争ほど悲惨で恐ろしく、残酷なことはない。
ましてや、一瞬で何万人、何十万人の命を奪う兵器が存在する必要なんて無い。
本当にあってはならない。
それを生み出した、人間の「悪魔」は本当に恐ろしい。それは滅ぼさなくてはいけない。
本当に、このようなことは二度とあってはいけない。
広島、長崎で最後にしなければいけない。
今ある平和は、本当に守らなければいけない——。
沖縄、広島、長崎、東京をはじめ、多くの人々が犠牲になった上に成り立っている「平和」を。
日本は本当に「平和」だからこそ、「平和の旗手」の担い手とならなくてはいけないのではないか。
「美しい国」にするには、「人間の内面が美しい国」でなくてはならない。
それが出来るのは「教育」であり、政府はその主導を担って欲しい。
そのためには、まず自分たちが手本を示し、「美しい国の美しい人」がどうあるべきか、是非見せて欲しい。
「戦争の本当の恐ろしさ」を、一番強く体験している国は日本だと思います。
今なお内戦が続き、苦しんでいる国の人々は多い。
この「悪の連鎖」「惨劇の連鎖」「憎しみの連鎖」を断ち切り、平和に導く力を恐らく持っているのは日本だと思うから。
ネットの片隅でこうして声を上げていますが、機会があれば本当に語っていきたいと思います。
ここまで読んで下さった方、いらっしゃったら本当にありがとうございます。書き殴りで申し訳ないですが、少しでも伝えたいことが届けば嬉しいです。
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