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日々の戯言など。本や観劇、いろいろな出会いの記録
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林芙美子著「下駄で歩いた巴里」には、それなりに感動したので「放浪記」を読んでみました。

文庫本1冊読むのに、1週間以上かかったのは久しぶりです。

…重い。
一言でそれに尽きます。

貧乏暮らしなのも分かります、男運が悪いというのも。
だけどそんな悲惨な状況の中、日記(?)に書き散らしながらも前向きに進もうとしているのは素晴らしいんですが。

「自分の悩みを愚痴って泣いたりして相談されたので、こちらも受け止めて一緒に頑張ろうねと少しでも役に立てればと思い、いろいろと紹介して上げたけど、結局「あれ?なんのことだっけ?ああ、もういいの、すっきりしたから」とか、そんな感じ返す友人の話を聞いているような気分でした。

しかし、「放浪記3部作」を一冊に纏めたので、時代がとびとびになっていたので読みにくいという点を除いても。

日本の文学界って、どうしてこう「私小説」ばかりが売れたんでしょうね…。
野次馬根性なのでしょうか?

「放浪記」は「下駄で歩いた巴里」の前の話で、どんな不遇の境遇にも負けない一女性の活劇、として読めば面白いと思います。
だから映画や舞台がヒットしたのでしょうね。
舞台でなら観てみたい、と思いました。

でも「一人称の文章」だと相当厳しいなと。
それは自分の感覚なので、他から観ればまた違うのでしょうね〜。

さて、次からは「エミール」読みます。
二百年以上も前の教育論が今も生きている、というところは凄いと思います。


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