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日々の戯言など。本や観劇、いろいろな出会いの記録
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帰りの電車が止まって駅で待ちぼうけ1時間半…。
その間に、買ってしまいました。
最初、1巻だけ買って30分ほどで読み終えたので、…30分電車待っていましたが来ないので、2巻を購入。
なんだかな…。




以下、ネタバレも含んでいますので、未読の方はご注意下さい。

ある日、突然届けられる死亡予告証“逝紙(イキガミ)”。それを受け取った者に残された時間は、わずか24時間…! 異才・間瀬元朗が渾身の力で描く、魂を揺さぶる究極極限ドラマ!!


──紹介文を引用させて頂きました。

主人公は、その逝紙配達人で、彼自身の葛藤も描かれていくのですが”逝紙”(または不在者配達票…)を受け取った瞬間から始まる、青年の残り1日の人生そのものも主役、と言えますが。

『国家繁栄法』
※逝紙を届けられる対象者は18〜24歳、そのことによって死亡が確定するわけではなく、実は幼少のころ全国民が打たれているある予防接種のワクチンによって、1000人に一人という確率で将来(青年期である年代に)いつ死亡するか、時限爆弾のようなカプセルが体内に埋め込まれている訳です)


回が進むごとに麻痺していく配達人の感情と葛藤、そして、様々な人物の人間ドラマ。

思い出したのは、『バトルロワイヤル』でしたが…。
単純に考えて、あれよりは確実に人が国家によって殺されている訳なので、ぶっちゃけどっちもどっちのような気がしますが。
これを読んで恐ろしいと思うのは、『こういった法案は必要だ』と思いこむ人が出るだろうな、と言うことで。
一見実現されそうもない荒唐無稽な設定ですが。
過去の事例からみても、あり得なくはないと思えるのですよ…。

冒頭、逝紙配達人の講習会(!)で、その配達員の一人が『僕は出来ません!』と叫んだことによって『退廃思想者(どっかで聞いたことがある単語ですね)』と見なされ、連行されるシーンがあるのですが。
この話の設定ではもう既に法律が施行されて数十年経っているようなので、”逝紙”を受け取った本人もその家族も、なんだかんだ言ってすんなり受け入れてしまっているところが恐ろしいです。
普通もっとごねるだろー、とか心中で突っ込んでましたが。

その法案によって、犯罪発生率が激減し、GDPが向上して、更に出生率が上がった、とありますが。

それは絶対にありえない

この法案が受け入れられない人間は国外に出るしかないので、残っている国民はその法案を認めているわけだから、その現状の中で前向きに生きているらしい…ので、そういう結果になると、描かれて居るんですが。



この話の最後がどうなるのか、それを読んでから結論出したいと思います。

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